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  • Akiko Watanabe

グルテンフリーって身体にいいの?

更新日:2020年11月6日


近年、グルテンフリーを取り入れる方が多くなってきています。

なんとなくヘルシーなのではという感覚で始められる方が多いのではないでしょうか?

まずは、なぜグルテンを取らないのかの理由を考えてから始めていきたいですね。

今回は、グルテンが身体にもたらす影響について書いて行きたいと思います。

グルテンとは


ピザ、クッキー、ケーキ、パスタにはすべて1つの共通の成分が含まれています。 それはグルテン。ラテン語で「接着剤」を意味するグルテンは、小麦、大麦、 そしてライ麦。グルテニンとグリアジンという2種類のタンパクから形成されるグルテンは、

パン、パスタ、デザートを結合してより密度の高い製品を作る事ができます。

パンなどのもちもち感はグルテンが含まれているからなんです。



グルテンの影響


特にグルテンを避けたほうがいいひとはこんな方。


1、セリアック病の方


  ムギ(小麦・大麦・ライ麦など)に含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する

  免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患です。

  

  症状

  腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、鉄欠乏性貧血、栄養失調、神経障害、疲労感、骨や関節の痛み。

  

  セリアック病には今のところ有効な治療法は なく、症状を抑えるためにはグルテンを含ま

  ない食事を生涯続けるしかありません。


2、グルテン過敏症の方


  症状

  集中力の低下、頭痛、偏頭痛、めまい、気分の変調、下痢・便秘

  消化器系トラブル、発疹・湿疹、膝や腰などの関節の痛みなど 


  グルテンを含む食品を食べることによって腸の内外にもたらされ、

  食べないことによって改善される。疲れやすさやだるさ、胃もたれなどの慢性的な不調が、

  普段食べている食事が原因だった、ということはよくあります。

  もしかしてそれは小麦を多く摂る食生活のせいかもしれません。

  2週間ほどグルテンを抜いた生活をしてみて「調子がとても良い」という方は小麦に弱い

  体質である可能性があります。


3、小麦アレルギーの方

  大麦やライ麦などの麦類と小麦はを食べると身体に影響がある方ですが、すべての麦類の

  除去が必要となることは少ないです。

  例えば、麦茶は大麦が原材料で、タンパク質含有量もごく微量のため、除去が必要なことは

  まれです。

  米や他の雑穀類(ひえ、あわ、きび、たかきびなど)は、摂取することができます。

  


このように身体に影響がある方は専門医に診断をお願いしたほうがいいでしょう。

上記のように、身体に大きな影響がある方以外でも、グルテンは何かしらの影響を

及ぼす事が多いのです。



グルテンの身体への負担


グルテンは腸に炎症を起こしてバリア機能を壊し、肌荒れ、便秘、下痢、アレルギーや慢性疲労、

うつなどの原因を引き起こします。

さらにグルテンは、砂糖以上に血糖値を上昇させてしまうので、体に大きく負担をかけてしまう

のです。

血糖値が上がりやすい食生活は、イライラしやすくなったり、太りやすくなったり、シワやたるみができやすくなったり… 肌も体も老化しやすい状態に。

砂糖のように、摂れば摂るほどもっと欲しくなり、食欲を増進させてしまうのもグルテンの特徴です。


私は、ここ最近砂糖とグルテン食品を摂らないように心がけていましたが、身体の調子もよく

体重も落ちてきました。



グルテンフリーは、身体への負担を和らげる事がわかりましたね。

普段の生活で、ヘルシーな食事をしてスーパーフードなどを取り入れている方も、

まずは、身体への負担をかけるものを減らす事をお勧めいたします。


せっかく良いものを身体に入れても、負担のあるものを身体に取り入れている事で

効果が半減してしまいます。


普段の生活で、何気なく口にしてしまっているパンやクッキーなど、自分への

ご褒美でたまに食べるくらいにするといいかもしれませんね。




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