- Akiko Watanabe
ヴィーガンを取り入れてサスティナブルな生活
更新日:2020年11月6日
「ベジタリアン」「ヴィーガン」というのを生活に取り入れる人が増えてきています。
そもそも、「ベジタリアン」「ヴィーガン」という違いをご存知でしょうか?

ベジタリアン、ヴィーガンの違いとは
ベジタリアンになる理由は人それぞれ。健康のため、宗教上、環境を考えてなど。
日本に住んでいると、あまり意識をしませんが国によって肉を食べない国もあります。
例えば、インドにはベジタリアンがとても多いですが、それはヒンドゥー教徒や、ジャイナ教徒が多いからでしょう。
ベジタリアンは以下のタイプがあります。
ラクト・ベジタリアン 肉・魚・卵は食べませんが、乳製品は食べます。「ラクト」は乳のこと。
ラクト・オボ・ベジタリアン 肉・魚は食べませんが、卵・乳製品は食べます。
ヴィーガン(ビーガン) すべての動物性食材を避け、食べるもの以外に関しても動物性を使用しないことで、動物を苦しめたり搾取したりしないようにする思想
ベジタリアンとは一般的に、肉を食することを避け、野菜や穀物を主に食べる人や、その食習慣のことです。
私は 以前、ベジタリアンの生活をしたことがありました。なぜかというと、自分の心と身体がどのように変化するか試してみたかったのがきっかけです。
半年ほどですが、野菜、果物、豆、卵、乳製品は食べ、魚、肉を食べませんでした。
その時期は、毎日の食事が楽しみで仕方ありませんでした。というのも野菜と果物は
カラフルで、見ているだけでパワーをもらい脳への栄養もすごくあったのではないかと
思います。その頃はイギリスで学生だったため、割とゆっくりした生活をしていたのと
野菜や果物が安かったので続けられたのだと思います。
この半年で、穏やかな日々の生活を送れるようになったと思いますが、お友達と食事に
行く際に、肉や魚を食べないとなるとみんなで食事を楽しめないなと気がつき
その後は、魚を食べるようになりました。
やはり、全てのものをバランスよく食べることが私にとっては、心身ともに健康なんだという
結果になりました。
しかしながら、ここ最近ではサスティナブルな生活を心がける中で、肉を食べないように
するという考えを持つ人も増えてきていますね。
地球環境のためにビーガンになる?

近年、"畜産業が環境に与える影響がとてつもなく大きい”ということが取り上げられています。
例えば、ビーフバーガーを週に1〜2回食べた場合、その牛肉を生み出すために、1年間に604kgの温室効果ガスが発生します。これは、車で約2,500 km運転した時に発生する温室効果ガスと同等の量になります。
(https://www.milliondollarvegan.com/meat-and-climate-change/)
また、2018年にイギリス・オックスフォード大学が中心となって行った研究結果から「ベジタリアンの食事にすると63%、ビーガンの食事にすると70%、温室効果ガスを削減することができる」と発表されています。
(https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/news/201603-plant-based-diets/)
この結果を見てしまうと、地球環境のことを考えて少し肉を食べるのを減らしてみようかなと
も思いますね。
週に何日かは肉、乳製品をとらないビーガンの日を作ることも、私たちができる、サスティナブルなことなのではないでしょうか?