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  • Akiko Watanabe

舌のケアで体に良い習慣

朝起きて、まず最初に何をしますか?

毎朝のスタートに口の中を綺麗にすると気持ちの良い1日になります。

今回は、舌のケアについて。歯磨きはするけど、舌の掃除の仕方ってご存知ですか?

舌を掃除する事で、口臭予防にもなりますよ。


舌は身体の健康のバロメーター


舌は、食事を味わったりする味覚の器官ですが、東洋医学では舌の色と形、舌苔(ぜったい)、舌裏の血管を見て体調を知る「舌診(ぜっしん)」という診断方法があります。


粘膜で覆われ多くの血管が集まる「舌」は、血液や体液の状態が反映されやすい部位。そのため、体質や内臓の様子を映し出す"鏡"ともいわれ、体調が悪い時には舌に現れるんです。


毎朝舌を見て、身体の状態を知る事も大切な習慣の一つ。


健康な状態の舌とはどんなもの?


舌の色で健康状態をみてみましょう


舌が赤みを帯びている

健康な舌はの色はピンク色。赤みが強いのは、体に熱がこもって水分が足りない状態です。アルコールの取りすぎや、カロリーの高い食事、刺激物の食べすぎなども原因です。


舌が白っぽい

舌が白っぽくなって、血の気がない状態は、全身の血液のめぐりが悪いときに現れます。体の冷えや貧血、疲労などが原因です。体を温めて、栄養をしっかり取る事が大事。


舌が紫色を帯びている

血液がドロドロなことを現しています。血液が老廃物で汚れていたり、コレステロールがたまっています。肩こりや腰痛、生理痛など慢性のコリや痛みの原因になります。


舌裏の血管が膨らんでいる

舌の裏側には静脈が通っており、この静脈が黒く膨んでいると、心臓や婦人科系の病気など血行障害による病気になりやすいので注意が必要。



健康舌を保つためのオーラルケア


朝起きて、舌をチェックした後に舌磨きをするのがおすすめです。

舌苔は細菌の温床になりやすく、たまると口臭や不快感の原因にもなります。


舌を歯ブラシでお掃除する方も多いと思いますが、歯ブラシは舌の柔らかい粘膜には

強すぎて舌を傷つけてしまいます。


そんな時、おすすめなのがインドのアーユルヴェーダで欠かせないもの

タンズスクレーパーを使ってお掃除しましょう。


アーユルヴェーダの教えでは、舌苔はアーマ(老廃物、未消化物)の一種であり、食べたものが体の中に残留して、睡眠中に舌の表面に現れるとしています。朝起きたら、まず舌を磨いてお口の中のデトックスをしてあげましょう。


タンズスクレーパーとは


「タングスクレーパー」インドのアーユルヴェーダでは欠かせない銅製の舌クリーナーです。

プラスティックなどの舌磨きもありますが、環境のためも考え長く使える銅製のものを

おすすめします。銅は自然の殺菌効果もあるんです。


タンズスクレーパーの使い方

  1. 両端を手にもつ

  2. 舌をベーっと大きく出す

  3. 舌の奥から手前にやさしく滑らせる(何度か繰り返す)

  4. 口をゆすぐ

舌は私たちの身体の状態を表すバロメーター。

朝のちょっとの時間に、舌の健康状態をチェックして舌磨きの時間を作って見てください。

味覚もよくなり、口の中も清潔に保たれ気持ちの良い1日が過ごせますよ。








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