- Akiko Watanabe
酵素を摂るためのサラダは身体にいいの?
ヘルシーな食事として特に女性に人気のサラダ。サラダ専門店も最近では
たくさん見かけますね。そのくらい健康志向な人が増えてきた証拠。
生野菜は酵素も摂れてビタミンも豊富ですが、本当に身体にいいのでしょうか?

生野菜から摂れる酵素
サラダを食べる理由として、生野菜からの酵素を摂る目的の方も多いはず。
酵素を科学的にいうと、「生物の細胞内でつくられるタンパク質由来の触媒」です。
酵素はタンパク質でできており、特定の温度で働くのだそう。
なので、低体温のひとには酵素の働きが弱まるため疲れやすくなったり、体調を崩しやすいようです。
ヒトの体内には、約5,000種類もの酵素があると言われています。
それは、一つ一つの酵素が分解する栄養素が異なるから、例えばタンパク質を分解する
酵素はタンパク質しか分解できません。脂質やデンプンを分解する酵素はまた別のもの。
酵素の性質
酵素は、48度以上の熱で壊れはじめ、70度を超える熱が加わると完全に失活してしまい
水分に触れると活性が始まり、約72時間で失活する性質を持っています。
サラダや作り立てのスムージや酵素ジュースの中の酵素は活性していますが、
市販飲料の酵素は失活しているので思うように酵素は摂れません。
体内で作られる酵素の量
酵素はタンパク質でできていると説明いたしましたが、タンパク質を摂取していれば酵素は作られる、と一昔前には考えられていました。
しかし、20世紀の後半になり、アメリカのエドワード・ハウエル医学博士が「体内で一生につくられる酵素の量は限られている」という概念を提唱しました。(著書 医者も知らない酵素の力より)
そのため、現在では、食べ物から酵素を積極的に摂り、体内でつくられる酵素を補うようにすることが健康の秘訣だといわれています。
酵素の働き
酵素は、消化や吸収、代謝など、体内で起こるほぼすべての活動にを助けているもの、体内にある酵素の量が少なくなると、体の調子が悪くなっていきます。
そのため、酵素が豊富に含まれる食品を摂ることで、体内酵素を補い、その結果健康につながるといえます。
体内酵素を増やし活性化させることで、日々の心地よい生活が実現します。
酵素を上手に摂る方法
酵素を取るには生野菜が良いと思われる方は多いのではないでしょうか?
私も、もともとサラダが好きな事もあり、毎日サラダを食べていました。でも生野菜は
消化にすごく時間がかかるのと負担もかけてしまいます。
身体を冷やしてしまう事も考え、サラダは胃腸の調子が良い時のみいただくのが
良いのだと気がつきました。
では、どんな物で酵素が取れるのか?

”発酵食品”は酵素が多く含まれています。
納豆、キムチ、ヨーグルトなど。
”生野菜”
キャベツ、セロリ、レタスには酵素が多く含まれるので、体調が良い時は生でいただきましょう。
火を加えると酵素が壊れてしまいます。
”バナナ、アボカド”
バナナは、でんぷんを分解する酵素の「アミラーゼ」を含み、アボカドは、
脂肪を分解する酵素の「リパーゼ」を、それぞれ豊富に含んでいます。
私は、アボカドを食べたり朝のホットスムージーにバナナを入れています。
日々の生活で、上手に酵素を取り入れていきたいですね。